vol.1   ◆◆秋の夜長に考える睡眠の重要性◆◆

寝苦しい夏がようやく終わり、気付けば秋の夜長が訪れ、あたたかい布団が恋しくなる季節になりました。

読書の秋といわれますが、最近ではスマホを見て夜更かしをする方も多いのではないでしょうか。

皆さん、しっかり睡眠時間を取れているでしょうか?

 

大リーグで活躍する大谷翔平選手が、「野球以外で大切にしていることが睡眠時間」と語ってるのは有名な話です。

インタビューでも「少なくても8時間、できれば9時間は寝たい」と話していました。

 

しかし、日本人の平均睡眠時間は過去20年間で減少し続け、現在では7時間42分と世界でも短い水準にあります。

さらに、政府による労働者約1万人を対象にした調査では、45.5%の人が6時間未満の睡眠と答えています。

 

6時間の睡眠を10日間続けると、24時間の徹夜と同程度に認知機能が低下するという研究もあります。

(これは日本酒を1~2合飲んだ時の酔っ払い状態に相当するそうです)

このような睡眠状況では、生産性が上がらないのも仕方がないのかもしれません。

 

私自身、50歳くらいまでは5時間台の睡眠の日も多々ありましたが、睡眠不足の日は頭がぼんやりし、健康にも良くないため、最近では6時間半以上の睡眠を心掛けています。

(ちなみに、2合飲んだ時の酔っ払い状態は毎晩経験していますが)

 

2024年度からの国民健康づくり計画では、個人差を考慮し、最適な睡眠時間を6~9時間と設定しています。

そして、重要なのは睡眠の「質」です。

何度も目が覚めたり、日中にシャキッとできないのは、深い睡眠がとれていない可能性があります。

これが脳疲労や脳の老廃物の蓄積につながるため、認知症の一因とも言われています。

 

当店では、指先の毛細血管を観察することで、体内の老廃物のチェックも可能です。

漢方薬の中には、睡眠に効く種類もいくつかありますので、体質や不眠のタイプに合わせて選ぶことができます。

睡眠に関するご相談は、お気軽に薬剤師まで。

(ご予約を優先させていただきます TEL:0852-52-6525

 

しっかりとした睡眠をとり、健康的な生活を送りましょう。