vol.8   ◆◆睡眠導入剤が処方されにくくなったわけ◆◆

2018年の診療報酬改定(保険診療報酬の見直し)では、睡眠導入剤などの向精神薬処方の適正化が盛り込まれました。中枢神経に働き、精神活動に何らかの影響を与える「向精神薬」を3種類以上処方されている場合や、ある種の睡眠薬、抗不安薬を長期服用している場合は、薬を減らすよう指導されています。

 

そうは言っても毎日飲んでいた睡眠導入剤をいきなり止めることはなかなか出来ません。その為か、当店にも睡眠導入剤が欲しいと来店されるお客様がちらほらあります。

睡眠導入剤等は一時抑えの為、原因が治っていないと、減薬することは困難です。特にストレスや年齢からくる不眠には自律神経が関わっています。この自律神経の弱りを改善し、元気にすることが根本治療となります。そのためには生活習慣を含めた体質改善が大切になってきます。また、不眠をターゲットとしたサプリメントも多く出回っていますが、体質を無視し、だれにでもいいと表現されているものも少なからずあります。 

 

満足な睡眠ができない方、お困りのことがありましたら、薬剤師にご相談下さい。